対人恐怖症の原因
対人恐怖症が生じる、要因の1つは、その人の持つ性格です。内向的な性格であれば、ちょっとした失敗でも、心に傷を負ってしまうと思います。
ものごとを深く考えすぎるタイプの人にも多く見られ、人に嫌味を言われたり、いじめられたり、説教されてばかり、というような昔の出来事や、育った環境によるものが引き金になるケースがあります。
自分に自信が持てなくなる事で、不安を増長させてしまうわけです。日頃から心配性であったり、人の顔色を伺う性格の人もかかりやすく、中でも、深く考え込んでしまう人に多く見られます。
多くは思春期などの心が不安定な時に発症する事が多いのが特徴です。思春期は不安定な為にナイーブで、自分でも気がつかない内に、心にトラウマを抱えてしまうわけです。
1つの出来事だけが原因であるとは考えにくく、いろんな要因が重なるケースがあります。失敗=恐怖→不安という概念が、強ければ強いほど、対人恐怖症の原因になります。
間違えた思考のスパイラルから抜け出せずに悩んでしまうのが、対人恐怖症だとも言えるのです。